まるで日本の桜のように、南アフリカの春を鮮やかに彩るジャカランダの花。
ちょうど今、南アフリカではジャカランダが満開です。

例年はこの時期に合わせて南アフリカで撮影することが多いのですが、
今年は新型コロナウィルスの影響で、美しい紫色の花を見ることができません。
寂しい気持ちでいっぱいなので、ジャカランダで有名な2つの街の撮影地をご紹介します。
《プレトリア》
以前にも書いたとおり、首都プレトリアのジャカランダの数は東京の桜に比べても桁違い。
プレトリア大学には『ジャカランダの花びらが頭に落ちると好成績がとれる』という言い伝えがあるほど、
ジャカランダが人々の生活の一部になっています。

夥しい数のジャカランダが並ぶ坂道BECKETT STREETは、函館の八幡坂のような人気スポット。
人がいないタイミングを見計らうのが大変なほど、花の時期にはいつも観光バスが並んでいます。

静かに花を楽しみたい人には、カザフスタン大使館に近いPERSEUS AVENUEがお勧め。
ここには観光客の姿は見あたらず、閑静な住宅街で紫色のアーチを独り占めできます。
ただし、猛スピードで通り抜ける車には注意が必要。

KLAPPERKOPの丘に登れば、紫色に染まる街を俯瞰することができます。
ただしこの丘には武装強盗が出没するので、少人数での撮影時にはセキュリティを同行させましょう。

貴重な白いジャカランダが咲くHERBERT BACKER STREETやRIJEL AVENUEなど、
プレトリアには他にもいくつものジャカランダの名所があります。

《ヨハネスブルグ》
ヨハネスブルグのジャカランダは、プレトリアよりも数週間遅く咲き乱れます。
MELROSEのVENUS STREET周辺では、入り組んだ小道に紫のアーチが並びます。

マンデラハウスのあるHOUGHTONでも、とても美しいジャカランダが見られます。
高級住宅街に咲くジャカランダは、なんだか気品がありますね。

この時期は、プレトリアやヨハネスブルグのあらゆる街角が紫色に染まります。
自分だけのジャカランダ撮影スポットを探してみるのも楽しいですよ。
