鋭い牙を持ち《アフリカのピラニア》とも呼ばれる【ムベンガ】は、アフリカにおけるスポーツフィッシングの頂点である。
今まで捕獲された最大のムベンガは50kg程度であるが、70-100kgはある巨大ムベンガの目撃例が地元漁師に相次いでいる。

3センチを超える牙を使って自分の何倍もある魚を襲うことも可能であり、《ワニを恐れない唯一の魚》と地元では言い伝えられている。
極めて攻撃的な性格であり、ジャンプして鳥を捕食する映像も撮影されている。
人喰い魚と呼ばれることもあるが、ムベンガが人間を襲うことは稀である。
地元漁師によると、ムベンガによる人間の被害例は腹部を噛まれた子供が死亡した例と、大腿部を噛まれた漁師の2例だけだそう。

大きなムベンガは川底の穴の中に棲んでおり、通りかかる魚を食べる習性を持つ。
大物を狙うには釣りに精通している人物を同行させ、1.5週間~2週間は釣りに時間を割くべきであろう。
